Concept

コンセプト

   2014-03-18 17.04.58

母親になると、どうして急に「母親かくあるべき」という
世間の概念に押しつぶされそうになるんでしょう。
私は、ずっと疑問に思っていました。

それは、妊娠した時から始まります。
マタニティ売り場に並ぶ、地味ーな服の数々…
まるで「母親は派手な服なんて着るもんじゃない!」と
社会から言われているような気がしました。

子どもを産んでも、母乳だ、手作り離乳食だ、布おむつだ、と
「世間が勝手に作り上げた良い母親」という偶像を
ことあるごとに意識させられます。

 

私は、常日頃
「母親が笑顔でいられるのなら何を選んでもそれでいい」
と思っています。
いや、笑顔じゃなくったって、いいです。
あなた、そのまんまで良いんです。
頑張らなくたっていいし、頑張りたかったら頑張ったっていいし、
毎日毎日笑顔じゃなくたって、そうじゃない日があったって、
それで良いんです。

 

マタニティウェアにしても「母親かくあるべき」と言わんばかりのモノが多く、
それもほとんどが量販店で、ベビーフードとおんなじように並べてある。
洋服買うのってもっとワクワクして、
楽しい気持ちになるものだったはずなのに。
自分のモノなのに、子どもが主役みたいな売り場で。
Lyriqueは、ママのために作ったお店です。
セレクトショップでお買い物を楽しむような雰囲気を大切にしました。

 

そう、私は妊娠しても、ママになっても
「そのまんまのあなたでいい」ということが言いたくて、
このマタニティウェア屋をやっています。
量販店のマタニティを見て、
絶望を感じたあなたのために、
「洋服買うのって楽しい!」って気持ちを
そのまんま持ち続けてもらえるために、
私は、ここで、マタニティウェアを売っています。